講演情報

[O12-P07]星空を届ける!子供向け天文ワークショップの企画

*松田 慶之1、*神代 寧々1、*今野 珠希1 (1. 茨城県立日立第一高等学校)

キーワード:

天文教育、連続体験ワークショップ、幼児・児童向け

1研究背景と目的
 本校地学部では、毎年児童向けに科学系ワークショップを実施しているが、企画の評価などが十分に行われていないことが課題であった。また、全国的に未就学児や児童向けの科学ワークショップは盛んであり、地域の高校生が部活動の一環や地元の科学館と協働して企画、運営を行っている事例もある。しかし、プラネタリウム解説や天体観測会など、単発での活動が多く、「学ぶ-考える-手を動かす-自然体験をする」など段階的かつ連続的に活動するワークショップを高校生が行っている事例は少ない。そこで本研究では、高校生が地域の科学館と協働して、地域の児童向けに段階的かつ連続的に活動する天体ワークショップを企画・運営し、児童の科学的な関心や好奇心を育成することを目的とした。

2方法
2‐1仮説
 文部科学省において、学習内で体験活動の重要性が言及されている。その中でも、体験活動の中で擬似体験の割合が大きくなっている現代では、特に「直接体験」が現実世界への興味、関心の向上や教科等の「知」の総合化と実践化などの観点から重要とされている。そこで、普段は家庭で触れる機会の少ない天文を扱い、複合的な企画を組み合わせた流れのある体験を組み込んだワークショップを行うことで、上記の体験による効果を得られるとともに、児童の天文や科学に対する興味や関心、探究心を育成することにつながると考えた。

2‐2方法
 本ワークショップの最終体験は、全て、野外での天体観測とする。まず、プラネタリウムなどを用いてクイズを交えた星空の解説を行う。次に、天体望遠鏡の仕組みの解説を行い、簡易的な望遠鏡の組み立てを行う。そしてその望遠鏡を用い、月などの天体を観測を行う。全体として、説明、思考、実践の段階に分けて行い、それぞれの段階に達成するべきミッションを設定し、その達成度合いに応じて景品を用意する。

3今後の展望
 現在、ワークショップは企画段階である。今後は地域の科学館と共同で実行するために企画を行っている。ワークショップの評価については、対象となる児童に事前アンケートと事後アンケートを実施し、その変化を比較する。