講演情報
[O12-P21]瑞浪層群の二種類のサイ類化石 同定と下顎の形状の推定
*加納 萌遥1、*川守 結菜1、桑下 七那輝1、桑下 瑛翔1、江見 すばる1、舟橋 遼真1 (1. 岐阜県立加茂高等学校)
キーワード:
サイ類化石、下顎、食性、生息環境、歯の大きさ
岐阜県の瑞浪層群から産出したサイ類化石は、大型種のBrachypoterium? pugnatorと小型種のPlesiaceratherium sp.の二種類が含まれている。
2006年に美濃加茂市で発見されたサイ類の左下顎の標本を調べたところ、小型種のP. sp.の特徴と調和的であった。また、前臼歯の咬耗が激しく、X線CT画像では前臼歯の未萌出の2本の歯が認められたため、P. sp.の幼獣であると推定された。
同じ地域に二種類のサイ類が生息できた理由が食性や生息環境の違いにあったと考え、歯の大きさを現生のサイ類と比較して下顎の形状を推定した。P. sp. の近遠心長の比はクロサイに近く、頬舌幅の比はインドサイに近かった。B.? pugnator のP3~M2はシロサイやインドサイと近かった。これにより、P. sp.はクロサイのように下顎は短く、口先は狭い、B.? pugnatorはシロサイのように下顎が長く、口先が広かったと推定した。顎の形状の違いは食性の違いによるもので、食性の違いが二種類のサイ類が同じ地域に生息できた理由ではないか。
2006年に美濃加茂市で発見されたサイ類の左下顎の標本を調べたところ、小型種のP. sp.の特徴と調和的であった。また、前臼歯の咬耗が激しく、X線CT画像では前臼歯の未萌出の2本の歯が認められたため、P. sp.の幼獣であると推定された。
同じ地域に二種類のサイ類が生息できた理由が食性や生息環境の違いにあったと考え、歯の大きさを現生のサイ類と比較して下顎の形状を推定した。P. sp. の近遠心長の比はクロサイに近く、頬舌幅の比はインドサイに近かった。B.? pugnator のP3~M2はシロサイやインドサイと近かった。これにより、P. sp.はクロサイのように下顎は短く、口先は狭い、B.? pugnatorはシロサイのように下顎が長く、口先が広かったと推定した。顎の形状の違いは食性の違いによるもので、食性の違いが二種類のサイ類が同じ地域に生息できた理由ではないか。
