講演情報
[PEM16-16]地震によって励起されたPc3型地磁気脈動のパワースペクトル構造
*家森 俊彦1、青山 忠司2、横山 佳弘3 (1.京都大学、2.エフ・ファクトリー(株)、3.ノルウェー北極大学)
キーワード:
音波、地震、Pc3地磁気脈動、プラズマ圏
昼側で発生した大きな内陸地震はPc3をしばしば励起する。2022年1月のトンガ海底火山噴火によって発生したラム波も、昼側プラズマ圏内で大振幅・短周期の圧縮性Pc3地磁気脈動を励起したと考えられている(Iyemori et al., 2025)。統計的にはPc3周波数帯域のパワースペクトル密度(PSD)の上昇が、昼間(10~14 LT)発生した内陸大地震(M>6.5)の発生時刻から10~30分後に観測される。地震またはラム波によって引き起こされるPc3のPSDは、3~5 mHz間隔のスペクトルピークを多数示し、これは、例えばSamson et al.(1995)が通常の、すなわち太陽風起源のPc3について報告した特性と類似している。 Swarm衛星によって観測された圧縮性Pc3も同様のスペクトル構造を示している。当発表では、地震によって励起された可能性のあるPc3のPSD構造を統計的に調べ、通常のPc3のスペクトル構造と比較するとともに、各Pc3発生時刻に対応するパラメータを用いて推定されたモデルプラズマ圏のサイズやプラズマ密度分布への依存性等を調べた結果を報告する。
