講演情報

[SVC35-06]巨大噴火の予防的防災★招待講演

*宮城 磯治1 (1.国立研究開発法人産業技術総合研究所)

キーワード:

カルデラ噴火、巨大噴火、地熱エネルギー、鉱物資源、地熱掘削

日本はおよそ1万年に1度の頻度で,10立方kmを超えるマグマが短時間に噴出する「巨大噴火」に見舞われている。巨大噴火は発生頻度こそ低いものの,その被害規模は極めて甚大であり,年あたりの死亡率は東日本大震災の数十倍,あるいは交通事故の半分程度と見積もられ,低頻度だからといって無視できない。本講演では,ひとたび発生すれば甚大な損失を免れ得なかった巨大噴火について紹介したうえで,これを事前に阻止するための技術的解決策を提示する(特願2025-140580)。この予防防災事業は,一千万人規模の人命と数百兆円に及ぶ国民の財産を守る潜在力を有し,巨大噴火を回避できれば投資回収効果も十分に見込まれる。しかも,副産物として,枯渇することのない純国産の地熱エネルギーと鉱山資源を得られる可能性も秘めている。