講演情報
[U16-03]気候変動予測分野における衛星観測データの役割と今後の期待★招待講演
*河宮 未知生1 (1.海洋研究開発機構)
キーワード:
気候変動、地球システムモデル、炭素循環、気候転換点
地球システムモデル(ESM)は、大気海洋結合大循環モデル(AOGCM)に、炭素循環をはじめとする生物地球化学的過程を組み込んだ数値シミュレーションモデルであり、人為起源の気候変動予測に大きな役割をはたしてきた。ESMの高度化を進めるにあたり、モデル性能の検証や組み込むべき素過程のメカニズム解明に、衛星観測データは不可欠の科学的基盤を提供してきた。さらに、温暖化を加味しつつ10年規模の比較的短いタイムスケールの予測を行う場合、観測データを基に初期値を作成するデータ同化技術には、衛星データが多用される。講演では、炭素循環の10年規模予測や気候の転換点の検出など気候変動予測分野の最近の話題を紹介しながら、GCOM-CやGOSATなど最新の衛星観測がデータが果たす役割と、この分野から見た衛星観測への期待について述べる。
