講演情報

[U16-04]「若手による地球観測衛星研究連絡会」の紹介:活動内容と今後の課題★招待講演

*山本 雄平1、金丸 佳矢2、山内 晃3、道端 拓朗4、井村 裕紀3 (1.千葉大学 環境リモートセンシング研究センター、2.情報研究通信機構、3.宇宙航空研究開発機構、4.九州大学 応用力学研究所)

キーワード:

地球観測衛星、若手研究者、分野横断的連携

地球観測衛星研究は、大気・陸域・海洋などの地球科学分野に加え、センサ開発、データ処理、運用・応用といった多様な専門領域にまたがっている。一方で、若手研究者の交流機会は個別のプロジェクトやミッションに限定されがちであり、分野や所属機関を越えた対話が生まれにくいという課題がある。

このような状況を踏まえ、若手研究者が主体となって「若手による地球観測衛星研究連絡会」を企画・運営している。本連絡会は、同世代の研究者が分野や組織の枠を越えて自由に意見交換できる場を提供し、将来的な連携の可能性を探るピアドリブンな研究ネットワークの形成を目的としている。2023年以降、これまでに計3回の会合をハイブリッド形式で継続的に開催してきた。各回の会合では、参加者の研究紹介や招待講演に加え、若手研究者や民間企業従事者が学生に向けて仕事紹介を行う時間も設けており、若手同士の交流とキャリア形成も重視した構成としている。参加者は、海外を含む大学や研究所に所属する研究者・学生および民間企業関係者で構成され、第一回の22名から第三回には38名へと、着実に規模が広がっている。専門分野も、大気・陸面・海洋観測、衛星ミッション、センサ・アルゴリズム開発、データ利活用など多岐にわたる。

本発表では、本連絡会の活動を通じて得られた知見を整理するとともに、今後の発展に向けた課題と展望について議論する。とりわけ、本連絡会を単発の交流イベントにとどめず、持続的な連携を生み出すコミュニティとして発展させていくための工夫について、広く意見をいただきたいと考えている。