講演情報
[1A13]Cu-Al系複合金属酸化物を用いた逆水性シフト反応
○高橋 渉真1、吉川 聡一1、河底 秀幸1,2、山添 誠司1 (1. 東京都立大学理学研究科化学専攻、2. JSTさきがけ)
キーワード:
reverse water gas shift reaction、copper-based composite metal oxide、delafossite structure
元素戦略の観点から、地球上に比較的豊富に存在するFe,Cu,Niなどのユビキタス元素を用いた触媒材料開発が望まれる。本研究では、Cu(I)複合金属酸化物であるデラフォサイト構造のCuAlO2に着目し、逆水性シフトによるCO2還元反応に適用した.AlサイトにFeを30%ドープすることで、CuAlO2と比較して高いCO生成活性を示した。反応中にはCu種は0価、Fe種は2価まで還元される一方で、層状の骨格構造を保ちながらFe種が触媒として機能していることが示唆された。