講演情報
[1D03]アルキンのヒドロシリル化に対する担持Rh触媒と担持Pd触媒の混合効果
○黄 嘉名1、三浦 大樹1,2、宍戸 哲也1,2 (1. 東京都立大学、2. 水素エネルギー社会構築推進研究センター)
キーワード:
Rh nanoparticles、Physically mixed catalyst、Hydrosilylation
本研究では、アルキンのヒドロシリル化に対して、担持Rh触媒が単独で用いた場合にほとんど活性を示さないのに対し、担持Pd触媒と混合することによりその活性が大幅に向上することを明らかにした。これは、大気曝露により表面が酸化されたRh触媒が低い初期活性を示すのに対し、Pd触媒との混合によりRh触媒の還元特性が変化し、高い活性を示すRh種が多く表面に露出するようになったためと考えられる。