講演情報

[1D04]担持Au触媒を用いる複素環化合物の位置選択的C-H官能基化

○千田 実優1、田中 智大1、三浦 大樹1,2、宍戸 哲也1,2 (1. 東京都立大学、2. 水素エネルギー社会推進研究センター)

キーワード:

Supported Au catalyst、Silylation、Borylation

ケイ素やホウ素を含有する複素環化合物は多くの医薬品や農薬を合成するための中間体に含まれる基本骨格であることから注目されている。我々は担持Au触媒が芳香族化合物のsp2 C-H結合シリル化反応を促進することを報告しているが、位置選択性の制御に課題があった。本研究ではAu/ZrO2触媒を用いることに加えて、溶媒と雰囲気を適切に選択することで、C-H結合の位置選択的なシリル化やボリル化が可能になることを明らかにした。