講演情報

[1D17]ポリプロピレンをナフサ留分へ分解するためのBetaゼオライト触媒の検討

○男全 匠1、加茂 徹2、酒井 求3、松方 正彦1,2,3 (1. 早稲田大学先進理工学研究科応用化学専攻、2. 早稲田大学理工学術院総合研究所、3. 早稲田大学先進理工学部)

キーワード:

chemical recycling、Beta zeolite、hydrocarbon solvent

廃プラスチックをケミカルリサイクルによりナフサ成分に分解し再利用することを目指す。炭化水素溶媒に溶融・溶解することで、高温で高粘度となるプラスチックの流動性を向上させ、ナフサ成分の生成物を選択的に得るためにゼオライトを用いることとした。溶媒として石油精製で得られるLGOを、ポリオレフィンの代表としてポリプロピレン(PP)を用いた。触媒として調製法の異なる種々のBetaゼオライトを用いた結果、アルカリ処理を施した触媒を用いることでPP転化率およびナフサ成分の収率が高まることが分かった。