講演情報

[1E02]硫化モリブデン―黒鉛層間化合物の調製と構造

算用子 晃哉1、橋本 知憲2、久保田 岳志3、○白井 誠之1 (1. 岩手大学理工学部、2. 島根大学大学院自然科学研究科、3. 島根大学総合理工学部)

キーワード:

molybdenum sulfide、graphite intercalation compounrds、desulfurization

層状構造を有する硫化モリブデンは、そのedge面がジベンゾチオフェンの脱硫活性点となることが知られている。また黒鉛の層間には様々な化合物を挿入することができる(黒鉛層間化合物)が、黒鉛層間へ塩化モリブデンを挿入し、更に黒鉛層間で硫化処理することで、黒鉛層間に、そのbasal面を平行にして硫化モリブデンを形成できることを見出した。特に調製条件により、黒鉛層間での硫化モリブデン層の広がりや積層数が変化することについて報告する。