講演情報
[1E04]リン化ロジウム触媒の耐硫黄性と水素化脱硫活性
○神田 康晴1、佐々木 奏1、上野 錬1、遠藤 優斗1 (1. 室蘭工業大学)
キーワード:
rhodium phosphide、hydrodeslfurization、sulfur tolerance
リン化ロジウム触媒のH2S-H2中での耐硫黄性と水素化脱硫(HDS)活性の関係について検討した.H2S-H2中での耐硫黄性は,触媒のP/Rh比および還元温度が高くなると,高くなる傾向が見られ,これはRh2Pの生成に起因することがわかった.一方で,HDS活性はP/Rh比が1.0で最大となり,これ以上のP/Rh比で活性は低下した.高いP/Rh比の触媒では,RhP2相の生成またはRhがよりδ+に帯電することで活性が失われていると考えられた.