講演情報
[1E15]アスファルテンと無機物の混合物加熱によるファウリング物質の形成
○麓 恵里1、佐藤 信也1、柿沼 敏弘1、森本 正人1、森田 剛2、佐瀬 潔4、田中 隆三3,4、鈴木 昭雄4 (1. 産業技術総合研究所、2. 千葉大学、3. 出光興産株式会社、4. カーボンニュートラル燃料技術センター)
キーワード:
crude oil fouling、asphaltene、iron sulfide
石油精製装置熱交換器のファウリングは、熱効率の低下や装置トラブルを引き起こす要因となっている。ファウリング物質には有機物と硫化鉄や単体硫黄等の無機物が含まれる。本研究では、アスファルテンと無機物の混合物の加熱試験を実施して形成されたファウリング物質の分子構造を解析し、無機物がファウリング物質の形成へ及ぼす影響について検討した。その結果、約200℃で単体硫黄や硫化鉄等の無機物によってファウリング形成が促進されることが判明した。