講演情報
[1E16]階層構造解析に基づくファウリング物質の構造モデル
○森田 剛1、麓 恵里2、森本 正人2、佐瀬 潔3、田中 隆三3,4、鈴木 昭雄3 (1. 千葉大学、2. 産業技術総合研究所、3. カーボンニュートラル燃料技術センター、4. 出光興産株式会社)
キーワード:
fouling material、electron microscopy、small-angle scattering
製油所の操業に伴う二酸化炭素排出の削減に向けた取り組みとして、熱交換器のファウリング物質の検討を行なった。高分解透過電顕、小角散乱、走査電顕の手法を用い、ファウリング物質の階層構造解析について、ナノ、メゾスケール、およびマイクロメーターオーダーにて実施した。階層構造解析に基づくファウリング物質の構造モデルを提案し、ファウリング物質の成長機構について議論する。本研究により鉄や硫黄を含む無機結晶成分と有機アモルファス化合物が三次元的に集積する構造モデルが明らかとなった。