講演情報

[2A08]エタノール溶媒を用いたセルロースからフルフラール類への選択的変換におけるゼオライト触媒の影響

○竹下 菜々美1、澁谷 信司1、萩原 礼奈1、恩田 さゆり1、今村 和也2、恩田 歩武1 (1. 高知大学理工学部附属水熱化学実験所、2. 高知大学理工学部)

キーワード:

cellulose、zeolites、ethanol

エタノール溶媒中で様々な構造のH型ゼオライト触媒を用いて16時間のソルボサーマル反応を行い、セルロースからフルフラール類への触媒変換を行った。ゼオライト触媒の構造が異なることで、生成物収率の分布が異なった。H-BEA、H-MFI、H-FAUゼオライトでは主生成物としてレブリン酸が得られ、H-FER、H-CHAゼオライトでは主生成物として5-HMF(5-ヒドロキシメチルフルフラール)が得られた。特に、H-FERゼオライトでは40 %程度の高い5-HMF収率を示した。