講演情報
[2C07]ゼオライトに種々の鉄錯体を内包した触媒を用いた過酸化水素によるメタン酸化反応
○栂野 良汰1、島田 真帆1、山口 修平1、八尋 秀典1 (1. 愛媛大学)
キーワード:
methane oxidation、zeolite、hydrogen peroxide
3種類の配位子(terpy, bpy, tpa)を用いて調製したFe錯体をゼオライトに内包した触媒(Fe-terpy, Fe-bpy, Fe-tpa)を用いてH2O2を酸化剤としたメタン酸化反応を行った。触媒活性は、Fe-bpy > Fe-tpa > Fe-terpyの順で低下した。各触媒のメタノール収率は、Fe-bpy触媒38 %、Fe-tpa触媒12 %、Fe-terpy触媒 < 5 %であった。次に、各触媒を用いてメタノール酸化反応を行ったところ、メタノール転化率は、Fe-tpa (53 %) >> Fe-bpy (17 %) > Fe-terpy (13 %)となった。以上の結果から、Fe-bpy触媒が最もメタン酸化活性及びメタノール選択性に優れていることがわかった。