講演情報
[2D02]ケチミド配位ハーフチタノセン触媒による環状オレフィン系共重合体の合成
○川津 美菜穂1、藤岡 泰河1、Losio Simona2、Tritto Incoronata2、野村 琴広1 (1. 東京都立大学大学院理学研究科化学専攻、2. Institute of Chemical Science and Technology)
キーワード:
Titanium Catalysts、Cyclic Olefin Copolymers、Ethylene Copolymerization
ケチミド配位ハーフチタノセン錯体触媒は、エチレンと環状オレフィンとの共重合に優れた触媒性能を示す。本発表では特にトリアルキルシリル置換シクロペンタジエニル配位子を有する錯体触媒によるエチレンとノルボルネンやテトラシクロドデセンとの共重合の結果を紹介する。特にSiEt3置換Cp配位錯体、(Et3SiC5H4)TiCl2[N=C(t-Bu)2]、が最も優れた触媒活性を示し、高ノルボルネン含量の高分子ポリマーを与えた。