講演情報
[2D14]Crモンモリロナイト/ジルコノセン/ビス(イミノ)ピリジン鉄錯体からなる3元系hybridエチレン重合触媒の開発
○大月 康平1、山本 和弘2、福田 哲朗2、荻原 仁志1、黒川 秀樹1 (1. 埼玉大学大学院理工学研究科、2. 日本ポリケム(株)研究開発部)
キーワード:
One-pot preparation、Slurry polymerization、Molecular weight distribution
ポリエチレン (PE) は成形性や物性バランスの観点から広い分子量分布が要求されており、複数の活性種を共存させた不均一系触媒の研究が盛んに行われている。本研究ではモンモリロナイトをベースとして、高分子量PEを生成するCr3+種を導入した後、モンモリロナイト層間にFe錯体、モンモリロナイト表面にZr錯体を固定化した3元系エチレン重合触媒を開発した。発表では得られたポリエチレンのGPC分析結果の解析から、それぞれの活性点の機能を議論する。