講演情報
[2D16]フッ素化アルコキシド及びNHC配位子を有する芳香族イミド配位バナジウム-アルキリデン錯体による環状オレフィンの開環メタセシス重合
○桒原 周子1、Suthala Jirapa1、野村 琴広1 (1. 東京都立大学大学院理学研究科化学専攻)
キーワード:
Vanadium Catalysts、Metathesis polymerization、Syndiotactic
フッ素化アルコキシド配位子及びNHC配位子を有する芳香族イミド配位バナジウム-アルキリデン錯体、V(N-2,6-X2C6H3)(CHSiMe3)[OC(CF3)3](NHC) [X = F, Cl; NHC = 1,3-bis-(2,6-dimethylphenyl)-imidazol-2-ylidene]、を合成・同定し、ノルボルネンなどの環状オレフィンの開環メタセシス重合を検討した。得られるポリマーのオレフィン二重結合のシス選択性は、PMe3配位錯体より低下するものの、NHC配位錯体は優れた触媒活性を示し、シンジオタクチックポリマーを与えた。