講演情報
[2F01]NiCu合金修飾インジウム系酸化物によるCO2を酸化剤に用いた低温でのケミカルループ型酸化的エタン脱水素
○松本 さくら1、渡辺 光亮1、比護 拓馬1、七種 紘規1、三瓶 大志1、磯野 雄生2、下宿 彰2、古澤 秀樹2、関根 泰1 (1. 早稲田大学、2. JX金属)
キーワード:
Dehydrogenation、Chemical looping、Ethylene production
873 Kでのケミカルループ型酸化的エタン脱水素とCO2分解について、In2O3をNiCu合金で修飾した材料が高い性能を示した。修飾によりIn2O3のレドックス能が向上し、In3+⇄In0の酸化還元に伴うNiCuIn合金の形成・分解により反応が進行することが確認された。NiCu合金は脱水素を促進し、In2O3の格子酸素によりH2Oを生成することで低温でのエチレン生成が実現することが示唆された。