講演情報

[2F02]二酸化炭素とアミンからの尿素誘導体合成における均一系触媒と不均一系触媒の活性および反応機構の比較

○佐藤 浩暉1、藪下 瑞帆1、中川 善直1、冨重 圭一1 (1. 東北大学大学院工学研究科)

キーワード:

carbon dioxide、non-reductive conversion、kinetic study

高圧CO2とアミンから尿素誘導体を得る反応に対して、均一系塩基触媒として1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン(DBU)、不均一系触媒として酸化セリウムがこれまでに報告されてきた。最近我々は、ジアミンやアミノアルコールとCO2との反応において、ジアミンの場合にはDBUが酸化セリウムよりも高い触媒活性を示す一方、アミノアルコールでは酸化セリウムの方が高活性であることを見出した。本研究では、速度論的解析から求めた各基質の反応次数や見かけの活性化エネルギーを比較し、DBUと酸化セリウムでの各基質の活性化の機構の違いについて検討した。