講演情報

[2F04]生体触媒反応の複合化によるアセトアルデヒドへのCO2固定に基づく乳酸合成系の開発

○末廣 和真1、天尾 豊1 (1. 大阪公立大学大学院)

キーワード:

CO2 fixation、biocatalysis、biodegradable polymer precursor

カーボンニュートラル実現にはCO2再資源化技術の確立が必要不可欠である。本研究では2種類の生体触媒を用い、アセトアルデヒドへのCO2固定によるピルビン酸を経由した乳酸合成系の構築を試みた。その結果、5時間の反応でアセトアルデヒドの0.35%を乳酸に変換することに成功した。また、原料であるアセトアルデヒド濃度を10 mMとした場合に乳酸生成量が最大となることが明らかになったのでその詳細を報告する。