講演情報

[CC-座長][座長抄録] 歯科医師・歯科技工士コラボレートセッション「可撤性床義歯-知と技と美の融合-」

*前川 賢治1、*岡本 和彦2 (1. 大阪歯科大学欠損歯列補綴咬合学講座、2. 明海大学歯学部機能保存回復学講座有床義歯補綴学分野)
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キーワード:

コラボレーション、可撤性義歯、コンペティション

補綴歯科臨床と歯科技工は,不即不離の関係にある.それぞれの患者に対し,歯科医師と歯科技工士が緊密に連携することで,初めて形態・機能,さらに審美について両立した補綴装置の製作が可能となる.
第133回学術大会では,「歯科医師と歯科技工士の連携による審美補綴への挑戦」と題し,臨床コンペティションを開催した.白熱したディスカッションが展開され,参加者からも非常に好評を博した.本セッションでは,昨年に引き続き,歯科医師と歯科技工士のコラボレーションによる臨床コンペティション(歯科技工士セッション併催)を開催する.今回のテーマは 「可撤性床義歯-知と技と美の融合」 であり,超高齢社会を見据えた可撤性床義歯の製作において,両者の協力が果たす役割やその要点を深掘りする.応募された4演題について,歯科医師と歯科技工士がペアとなり,それぞれの症例を発表する.審査は会場の視聴者による投票で行い,上位3名を表彰する予定である.
本セッションを通じて,歯科医師と歯科技工士の連携の重要性が改めて認識され,より良い補綴歯科臨床の実践につながることを期待する.