講演情報
[16a-A22-8]半導体レーザのしきい値電流変動のメカニズム
〇上辻 哲也1、奥 友希1、丹羽 顕嗣1、中村 直幹1 (1.三菱電機株式会社)
キーワード:
半導体、しきい値電流、活性化エネルギー
半導体レーザのしきい値電流変動(⊿Ith)は活性層内の非発光再結合中心(NRC)の発生・消滅が原因とされている。そのため、高温通電時のNRCの活性層への拡散や内部損失に伴う温度上昇によるNRCの消滅が提案されているが、静電容量分光法で求めたp-InPのホールトラップのアニールの活性化エネルギーが1.32 eVと大きいこと、内部損失による温度上昇が10℃程度であることから、NRCの拡散・消滅で⊿Ithを説明できなかった。そこで今回、我々は⊿Ithと光出力の関係がNRCの拡散と仮定して活性化エネルギーを求め、⊿Ithのメカニズムを提唱する。
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