講演情報

[18p-P09-37]半透明カーボンナノチューブ薄膜をトップ電極とする有機・無機ペロブスカイト太陽電池

〇(M2)渡部 生輝1、石﨑 学1、栗原 正人1 (1.山形大院理工)

キーワード:

ペロブスカイト、カーボンナノチューブ、半透明

カーボンナノチューブ(CNT)は、そのp型半導体特性と電気伝導性からシースルーのペロブスカイト太陽電池に適している。現在、大粒子径・単層有機-無機ペロブスカイト太陽電池の正孔輸送層および上部電極として、半透明の単層CNT膜を利用することに成功している。CNTをポリスチレンスルホン酸で分散させることにより、CNT薄膜は従来のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いたものよりも高い電気伝導性を示した。半透明CNT薄膜(透過率60%@550 nm)を用いたペロブスカイト太陽電池は、擬似太陽光をFTO側から照射することで10.3%の電力変換効率(PCE)を示した。また、光量が小さいLEDを用いた両面照射では、FTO側から行った片面照射の5.39%から6.23%に向上した。

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