講演情報
[19a-B3-4]窒素ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の合成と電気特性
〇(B)野田 浩矢1,2、古賀 万尋1、内藤 陽大1、山本 圭介2、篠原 正典3、鷹林 将1 (1.有明高専、2.九大、3.福岡大)
キーワード:
ダイヤモンドライクカーボン (DLC)、光電子制御プラズマ
ダイヤモンドライクカーボン(DLC)は、sp2炭素、sp3炭素、および水素で構成されるアモルファス材料である。我々はこれまで、独自の光電子制御プラズマCVD (PA-PECVD)法を用いてDLC薄膜を合成してきた。PA-PECVDではα作用が支配するタウンゼント放電プラズマを活性化でき、従来のタウンゼント放電電流に比較して約10,000倍の大きさが得られるため、nm/min.オーダーの精密で実用的な成膜が可能となる。これまで我々はPATDを利用して、Si基板上に窒素をサンドイッチ状にドーピングした複合膜の作製に成功した。その比誘電率は極値をもたらすことが分かった。本発表では、窒素の影響をより詳細に調べるために、窒素ドープ層のみの膜を成膜し、その構造と電気特性の評価を行う。
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