講演情報
[19a-C41-9]30 W/mm超 X帯InAlGaN-HEMT
〇山田 敦史1、美濃浦 優一1、倉橋 菜緒子1、鎌田 陽一1、多木 俊裕1、佐藤 優1、中村 哲一1 (1.富士通)
キーワード:
窒化物半導体、高電子移動度トランジスタ、InAlGaN
InAlGaN供給層の表面を保護するパッシベーション膜について、一般的に用いられているプラズマ化学気相堆積(PECVD)法とプラズマダメージの無い熱CVD(TCVD)法によるSiNx膜を比較しデバイス性能への影響を調査した。PECVD SiNx膜を成膜した場合、2DEG移動度が大きく減少するが、TCVD SiNx膜では2DEG移動度の減少が抑制される。そのため、TCVD SiNx膜を用いることによりInAlGaN-HEMTの電気特性が大きく改善しデバイス性能が向上した。改善したInAlGaN-HEMTの出力電力は31 W/mm(8 GHz、90 V)と従来のAlGaN-HEMT を凌駕する世界トップの性能を達成した。
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