講演情報

[20p-A31-1]軟質ポリ塩化ビニルを用いたサスペンド原子層構造作製法

〇小野寺 桃子1、安宅 学1、張 奕勁1、守谷 頼1、渡邊 賢司2、谷口 尚2、年吉 洋1、町田 友樹1 (1.東大生研、2.物材機構)

キーワード:

原子層転写法、ファンデルワールス接合、グラフェン

本発表では、軟質ポリ塩化ビニル(PVC)膜を用いてSiO2/Si基板上劈開原子層を任意の凹凸基板上に転写する方法を紹介する。軟質PVCを用いると高温でPVCを溶かさずに原子層のみを基板に落とすことができる(ドライリリース)。よって転写後に溶剤に浸漬する必要がなく、原子層が破壊されるのを防ぐことができる。また、サスペンド構造作製に特化したPVC膜の配合を工夫し、高確率で凹凸基板上への転写を可能とした。

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