講演情報

[22a-P04-13]畜産動物の呼気中ウイルスモニタリングに向けた解析法の検討

〇安浦 雅人1、福田 隆史1、赤上 正貴2、川上 純子2、都筑 智子3、栗田 敬介4、鈴木 雅美4、藤井 勇紀5、堀口 諭吉1、芦葉 裕樹1 (1.産総研、2.茨城県県西家保、3.茨城県鹿行家保、4.茨城県県南家保、5.茨城県畜産課)

キーワード:

エアーサンプラー,ウイルス感染,定性的評価

呼気エアロゾル由来の気中ウイルス検出を家畜の集団的なモニタリングに応用しようとする場合、検出自体の難易度に加えて、定量的な評価値に関する課題が生じる。多頭数の家畜の行動の影響で畜舎内など測定空間全体が均一になる瞬間は存在せず、100 L/minを超える大風量での空気捕集を行ったとしても、捕集地点近辺での家畜たちの行動の影響を強く受け、気中ウイルスの検出量は一定しない。そこで本研究では、気中ウイルス検出による家畜の集団的なモニタリングの解析法開発に向け、定量的な検出量ではなく複数サンプル採取時の検出頻度で流行傾向の把握を試みた。