講演情報

[22a-P04-20]半導体化学センサ上のマルチチャンバ構造を用いた大腸菌濃度測定

〇宮本 浩一郎1、堀江 洋太1、Werner Carl Frederik2、吉信 達夫1 (1.東北大工、2.京都工芸繊維大)

キーワード:

化学センサ,バイオセンサ

微生物の検出・定量は食品産業における重要課題である。我々は光アドレス型半導体化学センサ(LAPS)による微生物代謝産物の検出を提案してきた。本研究では、LAPSのセンサ面上に微小流路で接続された多数の微小チャンバを設置した。この構造によりサンプルの自動分注と培養が可能になる。代謝産物を微小なチャンバ内に閉じ込めることで、検出時間の短縮や感度の向上が期待される。菌ありと判定されたチャンバの数から、サンプル中の菌濃度を推定できることを示した。