講演情報

[22p-11F-3]幅広導波路によるClements型干渉計の高忠実度化と波長無依存化の実現

〇北 翔太1,2、べディル ダニエル2、前神 有里子3、大野 守史3、コン グアンウェイ3、山本 宗継3、山田 浩治3、新家 昭彦1,2、納富 雅也1,2 (1.NTTナノフォトニクスセンタ、2.NTT物性研、3.産総研)

キーワード:

高忠実度,波長無依存,Clements型干渉計

光回路の規模が増大しても設計の意図通りに回路が作製されること,すなわち高忠実度化が今後の応用において重要な課題である.前回設計した幅広導波路マッハツェンダー干渉計による10 x 10 Clements型干渉計を作製・評価したところ,1500 - 1600 nmの広帯域で平均忠実度0.985 (従来型で0.803), 干渉計1段あたり 損失0.1 dB前後が得られた.本設計は温度や波長の変動に堅牢であり,高精度な波長多重演算に向けた較正簡易化に有効な構造である.