講演情報

[22p-12C-16]積層型AlOxキャパシタを用いた進行波型ジョセフソンパラメトリック増幅器の挿入損失評価

〇山田 隆宏1、浦出 芳郎1、石川 豊史1、辻本 学1、藤井 剛1、永澤 秀一1、中島 裕貴1、水林 亘1、猪股 邦宏1 (1.産総研)

キーワード:

進行波型ジョセフソンパラメトリック増幅器,ジョセフソン接合,超伝導量子ビット読み出し

進行波型ジョセフソンパラメトリック増幅器 (Josephson Traveling-Wave Parametric Amplifier: JTWPA)は、量子限界に迫る低雑音性能に加えて、3~4 GHzの広帯域性、高1 dB利得圧縮点の特徴をもち、超伝導量子ビットの周波数分割多重化読み出し用増幅器の有力候補の1つと考えられている。今回、積層型AlOxキャパシタを用いて、線路長の異なる長短2種類のJTWPA(各4407 JJ, 2025 JJ)の設計・作製を行った。挿入損失は、10GHzにおいて各6.4 dB, 2.9 dBであった。