講演情報
[22p-12C-17]超伝導量子ビット回路とジョセフソン進行波型増幅器を連結させた回路シミュレーションモデルの検討
〇才田 大輔1、近藤 大雄1、沈 泓翔2、山梨 裕希2、牧瀬 圭正3、土肥 義康1、佐藤 信太郎1 (1.富士通、2.横浜国大、3.国立天文台)
キーワード:
超伝導量子コンピューター,量子ビット,進行波型パラメトリック増幅器
ゲート型超伝導量子回路ではTransmon型量子ビットが広く用いられている.Qubitの状態は容量結合した共振器の応答を介して読み出される.十分な読み出し忠実度を達成する目的として,TWPA(traveling-wave parametric amplifier)が利用されている.TWPAによる増幅では,回路内での位相整合の実現と,試作結果に合わせた動作点の調整を考慮する必要がある.従来,量子回路とTWPAの間での設計調整は,個別に検討されてきた.この2つの回路を連結したmodelを新規に作成し,simulationを行ったことを報告する.