講演情報

[22p-12C-5]ダイヤモンドNV中心における無磁場下での窒素核スピンと結合した電子スピンのコヒーレンスの改善

〇渡辺 幹成1、伊藤 大輔1、藤原 太朔1、佐藤 清貴1、牧野 俊晴2,3、加藤 宙光2,3、関口 雄平2,4、小坂 英男1,2,4 (1.横国大院理工、2.横国大QIC、3.産総研、4.横国大IAS)

キーワード:

量子デバイス基礎,量子操作・量子計測,量子通信システム

我々は、ダイヤモンド窒素空孔中心(NV中心)に注目し、NV電子スピンとその周囲に存在する核スピンを利用することで量子中継器の実現を目指している。環境との不要な相互作用によるNV電子スピンのデコヒーレンスは大きな課題の一つであり、窒素核スピンと結合した状態での動的デカップリングによる電子スピン状態保護は困難であった。今回、結合状態において電子スピンのコヒーレンス改善に成功したことを報告する。