講演情報

[22p-12C-9]量子ビット制御に向けた250 A/cm2プロセスによる低消費電力単一磁束量子回路の動作速度評価

〇田中 雅光1、北川 佳廣2,3、佐藤 哲朗2,3、山本 剛2,3 (1.名大工、2.日本電気、3.産総研)

キーワード:

超伝導デバイス,単一磁束量子回路,超伝導量子ビット

極低温で高速・低消費電力な回路を構築できる超伝導単一磁束量子(SFQ)回路は,超伝導量子ビット近傍でのディジタル信号処理が期待される.我々は臨界電流密度を低減した作製プロセスにより,回路の動作に必要な電流を減らし,同時に駆動電圧を下げることで消費電力のいっそうの低減を進めている.今回,これらがSFQ回路の動作速度に与える影響を調査することを目的とし,リング発振器及びシフトレジスタの評価を行ったので報告する.