講演情報
[22p-13P-10]二枚櫛形電極を重ねたGe増感型熱利用電池構造のシミュレーションと作製
〇陳 科廷1、遠西 美重2、松谷 晃宏2、松下 祥子1,3 (1.東工大物質、2.東工大OFC、3.(株)エレサーモ)
キーワード:
熱電,櫛形電極,電気化学
今回、熱励起電荷により起こした酸化還元反応で発電する「半導体増感型熱利用発電(STC)」で、それぞれGe、Ptを作用極、対極として持つ櫛形電極2対を向かい合わせて電解液を挟む電池構造を検討した。発電によりイオン濃度分布の偏りが生じることと、一枚の櫛形電極内の電極間距離が小さくイオンが拡散しやすいことを利用し、放電電極を対向電極で交替することで回復時間が短縮または不要となる可能性をシミュレーションで検討した。