講演情報

[22p-13P-4]非熱平衡状態におけるナノコンポジット薄膜の局所電位分布測定

〇小松原 祐樹1、石部 貴史1,2、宮戸 祐治3、中村 芳明1,2 (1.阪大院基礎工、2.阪大OTRI、3.龍大)

キーワード:

熱電変換,ナノ構造,KFM

熱電研究において、ナノ構造導入による熱伝導率低減に加え、ゼーベック係数(S)増大を実現した例があるが、従来のマクロスケールでのS測定では、ナノスケールでの現象の正確な理解は難しい。そこで我々は、Siナノワイヤ含有薄膜にKFMを用いた温度勾配下でのナノスケール電位分布測定を適用した。すると、Siナノワイヤ領域で大きなコントラスト差が観測された。これはSiナノワイヤの長さ方向の温度差に起因するものと考えられる。