講演情報

[22p-32A-2]浮遊触媒化学気相成長法における炉内温度分布制御による単層カーボンナノチューブの直径制御

〇(D)林 皓鷺1、鈴木 弘朗1、西川 亘1、林 靖彦1 (1.岡山大学)

キーワード:

カーボンナノチューブ,浮遊触媒化学気相成長法

浮遊触媒化学気相成長法において炉内の温度分布がSWCNT成長に及ぼす影響を調べた.電気炉上流の低温区域(800℃以下)を長くするとSWCNTの直径が太くなる傾向が明らかになった.低温領域が長くなると共に,触媒粒子の凝集プロセスの時間が長くなり,触媒粒子のサイズが大きくなったと考えられる.炉内温度分布の制御によって,触媒粒子サイズ,SWCNT直径が制御可能であることを示した.