講演情報

[22p-P01-16]粘着力の経時変化に及ぼすステンレス表面性状の影響

〇大見 浩輔1、福原 未来1、大石 敬一郎1、北住 幸介1、岩井 美奈1、山田 祐也1、西川 和孝1、井川 泰爾1、光岡 拓哉1、安孫子 勝寿1 (1.豊田中研)

キーワード:

粘着剤,表面・界面,ステンレス

本研究では時間経過に伴う剥離強度上昇の要因を明らかにするため、ステンレス基材の表面処理違いとアクリル系粘着剤の剥離強度の関係および粘着剤剥離面の転写成分を評価した。その結果、BA材よりも2B材の方が剥離強度は高く、どちらも時間の経過に伴って上昇した。粘着剤剥離面をTOF-SIMSにて分析したところ、Fe+量は時間に伴い増加した。時間経過に伴う粘着剤と基材間の相互作用の変化が剥離強度と転写成分に影響すると推定した。