講演情報

[22p-P03-11]ハロゲン化アルキルアンモニウムを含むパッシベーション層を有する太陽電池の高性能化メカニズムのESR研究

〇(M2)ZHANG YEXIN2,1、山口 世力1,2、陳 奕舟1,2、佐藤 睦1,2、丸本 一弘1,2 (1.筑波大数物、2.筑波大エネ物質科学セ)

キーワード:

太陽電池,ペロブスカイト,有機分子

ペロブスカイト太陽電池は優れた発電特性を有するため、次世代太陽電池として広く研究されている。しかし、不安定や劣化しやすいなどの課題が指摘されている。それらの問題を解決するために、光活性層と正孔輸送層の界面にパッシベーション層を挿入する方法が開発された。しかし、このパッシベーショ層の導入による太陽電池素子の性能向上の原理は、まだ十分に解明されていない。そこで本研究では、formamidinium lead iodide (FAPbI3)/octylammonium iodide (OAI)の2D/3D構造ペロブスカイトを用いて太陽電池素子と積層膜試料を作製し、電子スピン共鳴(ESR)分光法により電荷状態と素子動作機構を微視的な視点から解明したので報告する。