講演情報

[22p-P06-1]複数のフォトニック結晶ナノ共振器による有機半導体の発光制御

〇神保 泰俊1、浅野 卓2、杉 啓司1、加瀬川 亮1、山田 錦1、宋 奉植2、石崎 賢司2、野田 進2 (1.ソニーセミコンダクタソリューションズ、2.京大院工)

キーワード:

フォトニック結晶,ナノ共振器

発光線幅の広い有機半導体材料においても、ナノ共振器による放射指向性強化と狭帯域化は可能である。ただし一つのナノ共振器が制御できる発光領域は狭いため、応用上は出来る限り高い密度でのアレイ化が望まれる。しかしアレイ化すると共振器同士の結合が生じ、共振器体積の増加や放射プロファイルの変化が起きる。今回、発光体を含む二共振器系において共振波長に差をつけることで、単体共振器の良好な特性を維持しつつ、共振器間距離をより小さくできることを計算・実験両面から確認したので報告する。