講演情報
[23a-12A-1]圧縮センシングによる一点読み出し時間領域ゴーストイメージング
〇(B)松野 仁1、槻 凌多2、深津 晋1,2 (1.東大教養統合自然、2.東大院総合文化)
キーワード:
圧縮センシング,一点読み出し時間ドメインゴーストイメージング,時間ドメインゴーストイメージング
時間ドメインのゴーストイメージング は、初期相関をもつ 2 光束 を用いて時系列データを非局所的に再生・回復する新しい光技術の体系である。なかでも一点読み 出し時間ドメインゴーストイメージング は、低速検出器からの読み出しを 1 回に限定することで継続的な光検出にともな う計算機の占有を回避できる利点をもつ。ところがランダム光源由来の偽相関のせいで回復像には時間的に不均一な雑音が目立ち 、さらに低照度のスパース光照明ゆえに多数の測定を必要とする問題があった。一方、圧縮セ ンシングとは、高次元データのスパース性を利用し、少数の測定から原像 を推定する方法論である。従来、空間ドメイン GI にこれを適用した例などが知られていたが、今 回、CS を OTR-TGI に適用することで低雑音かつ高忠実度の高速像再生を試み、その性能を報告する。