講演情報

[23a-12E-13]超音波アレイプローブによる音響誘起電気分極の異方性測定

〇(B)猪子 陽也1、皆藤 信人1、生嶋 健司1,2 (1.農工大院工、2.ASEMtech株式会社)

キーワード:

超音波,圧電性,生体線維組織

生体線維組織における圧電分極は、各コラーゲン線維に生じる分極の合成であるため、組織の配向性の良し悪しを判断する指標となり得る。本研究の目的は、ヒト診断測定用の超音波アレイプローブを用いて、超音波音圧がヒト体内組織に誘起する圧電分極(音響誘起分極)の異方性を検出することである。我々は圧電性が既知であるGaAs(110)基板と、前腕部の腱などのヒト体内組織とにおける分極異方性を検出する実験を行った。