講演情報
[23a-13N-6]時間分解ARPESによる10-fs時間スケールバレー間散乱の観測
〇(M2)吉岡 亮1,2、永井 恒平1、岡本 拓也1、樋浦 健斗1,2、篠原 康1、国橋 要司1、加藤 景子3、増子 拓紀4、関根 佳明1、日比野 浩樹5、片山 郁文2、武田 淳2、眞田 治樹1、小栗 克弥1 (1.NTT物性研、2.横国大、3.名大、4.東大、5.関学大)
キーワード:
時間分解ARPES,遷移金属ダイカルコゲナイド,超高速バレー間散乱
バレートロニクス応用が期待される2次元半導体のWe2では、KーΣ散乱により形成される暗励起子状態がバレー偏極や発光寿命に大きな影響を与える。しかし、K-Σ散乱のダイナミクスは、光学的にアクセスできないことや、先行研究の時間分解能不足によって、未だ明らかになっていない。本実験ではマルチプレート圧縮を利用するサブ10 fsTr-ARPESを用いてK-Σ散乱時間を明らかにした。