講演情報

[23a-1BC-12]高圧力下におけるヨウ化銀の光誘起イオン伝導現象の観察

〇木村 友亮1、窪田 啓希1、奥田 善之2,3、坂田 雅文1、佐々木 重雄1 (1.岐阜大工、2.東大理、3.ハワイ大学マノア校)

キーワード:

超イオン導電体,光誘起相転移,インピーダンス分光法

2万気圧下のヨウ化銀(AgI)に可視光(405nm, 527nm, 635nm)を照射した時、電気抵抗が減少することがわかった。この光照射効果は可逆的であり、電気抵抗は照射強度に依存する。635 nm, 20 mW/cm2の光を照射した時、最も光照射効果が大きく、3 MΩから32 kΩまで抵抗が低下した。この時のイオン伝導率は4.2 Scm-1であり、超イオン導電体に分類される高いイオン伝導率を示すことがわかった。