講演情報
[23a-P03-11]ソリトンコムを用いた300GHz信号の伝送
〇(B)今村 万太郎1、四方田 彩花1、谷川 幸彌1、木暮 蒼真1、菅野 凌1、川西 悟基1、藤井 瞬1、田邉 孝純1 (1.慶大理工)
キーワード:
ソリトンコム,フォトミキシング,UTC-PD
さらなる大容量通信のために,世界無線通信会議2019(WRC-19)では,テラヘルツ波のうち275 - 450 GHzの周波数帯域を無線通信に利用することが決定された.この決定により,信頼性の高いテラヘルツ波源を開発することの重要性は高まっている.テラヘルツ波の生成方法の1つとして,単一走行キャリアフォトダイオード(UTC-PD)を使用して異なる2つの周波数の光をフォトミキシングする方法がある.本研究では,微小光共振器による周波数コムの一種であるソリトンコムを用いて,300 GHzの信号発生を実証した.特筆すべきは,10 Gbit/sにおいてエラーフリー(BER < 10-9 )を達成したことである.