講演情報

[23a-P03-12]THz-TDS集光部透過測定における多重反射とビームサイズの考慮

〇森川 治1、三橋 稜平1、吉本 大成1、山本 晃司2、栗原 一嘉2、古屋 岳2、桒島 史欣3、北原 英明2、谷 正彦2 (1.海保大、2.福井大、3.福井工大)

キーワード:

テラヘルツ時間領域分光法,集光,屈折率

テラヘルツ時間領域分光システムで試料を電磁波集光部に挿入する場合について、前回はGaussianビーム光学の複素パラメタを用いた複素屈折率実部の計算処理方法を提案した。この際は多重反射を省略していたが、今回は多重反射と、さらにビームサイズの変化の影響も考慮した半解析的な計算方を提案する。厚さ9.629 mmの塩化ビニル板の集光測定データにこれを適用すると、複素屈折率の実部・虚部の両方についてまずまず妥当な結果が得られた。