講演情報
[23p-11E-9]1.5 µm帯InP系フォトニック結晶レーザーの高出力CW動作
〇伊藤 友樹1,2、青木 健志1,2、藤井 康祐1,2、田中 礼1、小笠原 誠1、澤田 祐甫1、町長 賢一1、吉永 弘幸1,2、藤原 直樹1,2、八木 英樹1、柳沢 昌輝1、吉田 昌宏2、井上 卓也2、メーナカ デゾイサ2、石崎 賢司2、野田 進2 (1.住友電工、2.京大工)
キーワード:
フォトニック結晶,面発光レーザ,InP
我々は、PCSELの高出力・高ビーム品質の特徴生かした通信およびセンシング用光源としてInP材料系のPCSELを検討している。これまでに、1.3 µm帯のInP系PCSELを作製し、室温CW駆動において高出力(400 mW)かつ単一モード動作を実証している。今回、LiDARを含むセンシング等への応用拡大に向け、1.5 µm帯のPCSELを作製した。その結果、室温CW駆動において300mWの光出力を実証し、高出力時も副モード抑圧比 50 dBを超える単一モード発振を観測した。本結果は、レンズレスの高出力光源として自由空間通信やLiDARなどのセンシング用の光源として有望な結果が得られたと考える。