講演情報
[23p-12P-1]単電子回路によるプリム法の表現のための重み表現回路
〇石井 峻平1、大矢 剛嗣1 (1.横国大理工)
キーワード:
単電子回路
近年、新たな情報処理手法としてナノデバイスが注目されており、その1つとして単電子回路が注目されている。単電子回路は並列処理に優れているという利点を持つ一方で、依然として最適な情報処理手法が確立されていないという特徴がある。そこで本研究では、最小全域木問題の解法の1つであるプリム法を単電子回路を用いて表現することで、新たな情報処理手法を確立することを目的とする。前回報告した回路にはグラフの辺の重みが大きくなるにつれ、グラフを表現するために必要な単電子振動子の数が増大するという課題点があった。そこで接続する振動子の経路幅を調整することで重みを調整することを試みた。詳細は講演にて述べる。