講演情報

[23p-13N-2]赤外円二色性を用いた分子回転方向の同定手法の提案

〇津坂 裕己1、森近 一貴1、芦原 聡1 (1.東大生研)

キーワード:

中赤外,円二色性

赤外超短パルスレーザーを用いた分子振動励起による結合選択的な化学反応制御が注目されている.これまで気相分子に対して振動励起により解離反応を制御した例が報告されているが,その振動回転励起状態は十分に調べられていない.本研究では,円偏光パルスを用いた気相分子の中赤外分光について数値計算により調べた.その結果,分子の吸光度の円二色性から,角運動量が向きを含めて測定可能であることを明らかにした.